桜のなく頃
…さようなら

散ってしまったサクラに心の中で呟いた。

「こんにちは」


新しく咲き誇るサクラに手を伸ばす。


去っていった美しい彼女に別れを告げ、再び彼女の手をとる。


「大好きだよ。ハル。」

彼女は寄り添い俺の名を呼ぶ。

春は桜の季節。そして別れと出会いの季節。



ハルは桜並木で出会った彼女と、また歩き始める。






-終-
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