ハーモニー
「玲?昨日は練習したか?」


「・・・」


「だろ~なぁ。で、本題に入る。玲と奏音ちゃんにはソロをやってもらおうと思っている。二人で掛け合いだ。」


「「え??」」


「先輩、無理だよ。今の玲には!!」


「おっと、奏音ちゃん、さすが玲の力分かってるなぁ~~!!」


「・・・んだよ~~それ。2人で俺のこと、ボロクソじゃん」


「「あはは~~~」」


「ま、恥をかかない程度に仕上げてあげてくれよ。奏音ちゃんの腕にかかってるよ」


「分かりました。演奏会は成功させたいので、頑張ってみます。夕方の合奏には間に合わせますので、それまで練習の時間をください。」


「よっしゃ。それでこそ奏音ちゃんだ!!頑張ってくれよ」


「俺の意見は無視かよ~~」


「玲、頑張れるよね?」


「ああ~、頑張ってみるよ」


「そういうと思った♪」


「ったく、調子くる~よ」

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