~Truth~
出会い
ケータイばかり見る毎日「今日も出会いはなしか...」
一人ぼやくあたし。南 夏波(みなみ なつは)高校2年生。今日は朝からの曇り。偏頭痛で気分が下がりつつも延滞してたDVDを返しに自転車に乗る。普段通りの町並みは相変わらずの人ゴミで八百屋なんかは人だかりができている。ボーっとしながら自転車をこいでいると
ドンっ!!
人にぶつかってしまった
「いってー。」「いったー。」
言葉がはもった。早く起き上がりたいけど自転車から落ちたものだから痛くてなかなか起き上がれない。「おいしょっと」
首を上げると誰かが手を出していた。「ほら早く。つかまって」手を握りようやく立つ事が出来た。
「ごめんなさい!!ボーっとしてて。手貸してくれてありがとうございます。」
「ぷっ、どっちだよ!誤るか礼言うか。あんた面白いね。」
「えっ...」
顔を上げるとにっ!って笑った顔がそこにあった。それはあまりにもきらきらと眩しくてつい見とれてしまった。
「何?なんかついてる?」「うわぁ!!違う!違う!」
「ぷっ。あんた本当に面白いよ。あ、これ落ちてたよ。」
「あ、ありがとう。」
「どういたしまして、それじゃぁ行くわ!」
彼はさっさと行ってしまった。ポカーンとした私はただその後ろ姿を目で見送る事しか出来なかった。
多分このときから私は貴方に恋をしていたんだね....
一人ぼやくあたし。南 夏波(みなみ なつは)高校2年生。今日は朝からの曇り。偏頭痛で気分が下がりつつも延滞してたDVDを返しに自転車に乗る。普段通りの町並みは相変わらずの人ゴミで八百屋なんかは人だかりができている。ボーっとしながら自転車をこいでいると
ドンっ!!
人にぶつかってしまった
「いってー。」「いったー。」
言葉がはもった。早く起き上がりたいけど自転車から落ちたものだから痛くてなかなか起き上がれない。「おいしょっと」
首を上げると誰かが手を出していた。「ほら早く。つかまって」手を握りようやく立つ事が出来た。
「ごめんなさい!!ボーっとしてて。手貸してくれてありがとうございます。」
「ぷっ、どっちだよ!誤るか礼言うか。あんた面白いね。」
「えっ...」
顔を上げるとにっ!って笑った顔がそこにあった。それはあまりにもきらきらと眩しくてつい見とれてしまった。
「何?なんかついてる?」「うわぁ!!違う!違う!」
「ぷっ。あんた本当に面白いよ。あ、これ落ちてたよ。」
「あ、ありがとう。」
「どういたしまして、それじゃぁ行くわ!」
彼はさっさと行ってしまった。ポカーンとした私はただその後ろ姿を目で見送る事しか出来なかった。
多分このときから私は貴方に恋をしていたんだね....