~Truth~
「佑先輩~!」「あっ、木場~!!こっちこっち」「すいませんっ!!遅れました。」「本当だよっ。罰としてタクシー代払えっ」「えー。無理っすよ!」「嘘だよっ♪」「ありがとっス!」
「あっ!夏波。こちらはバスケ部1年!木場 信太ね。」「あっ、ちっす!」「あ、こんばんわ」
「で、期待のイケメン君が...あっち!!龍~」
「あ、先輩っ!ちっす」
「あっ」「あっ?!!」
それは紛れもなく、昨日出会った人だった。「ん?何?2人も知り合い?」不思議そうに私を見る佑に、「えっ違うよ」と返してしまった。向こうは黙ったままどこかに行ってしまった。「そっか、じゃあ行くか♪」そして私達は1件居酒屋に向かった。入ってすぐに自己紹介が始まった。「初めまして。南 夏波です。よろしくお願いします」
自己紹介が終わったとともに信太くん達の歓声が部屋中に響きわたった。「恥ずっ」そのあとも女子たちの自己紹介が続いた。そして、「こんばんわ。神崎 龍です。よろしくっす」あんまり乗り気じゃない龍が挨拶をした。かったるそうな態度を取る彼とは別に、周囲の女子達はとても盛り上がっていた。
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