~Truth~

その後の事なんて
私は全く覚えていない

なぜなら、KISSされた
後すぐに寝てしまったらしいからだ。
気がつけば知らない場所に居た。
「うわっ、頭痛い~。昨日飲んだからだなー。ってか、ここどこ?」
見渡すと部屋が綺麗にされていた。
「あっ、夏波起きた?」
「え、龍..。どうなってんの?!」
「ここ、俺ん家♪」
「え?一人暮らし?!」
「うん。俺の親は関西に居るんだ。仕事があってさ」
「そうなんだー、、。」
納得するもなにも、疑問が一つあった。
「ってか何であたしここにいんのー?!」
「夏波、だってその後すぐ寝たんだぜ?だから俺が連れてきたの」
「え?!そうなんだ。ありがとう」
「うん。で、学校はサボるけどいいよな?」
「あたしは別に...大丈夫だよ?」
そういった瞬間、龍は私をかかえた。
「え?ちょ、何してんのよ?!」
「うん?お姫様だっこ」
「はあ?君そういうキャラだったっけ?」
「さあね~♪」
意地悪そうに笑う龍はとてもカッコ良かった。
龍はあたしを抱っこしたまま、外へと出た。
「龍?どこ行くの?」
「ドライブだよ~♪乗って乗って。」
目の前にはバイクがあってあたしは言われるままにバイクの後ろに乗った。
「しっかりつかまれよ」
そういうと龍は、バイクを走らせた。
初めて男の人の背中に抱きつく自分が少し恥ずかしかった。
少したって、バイクが止まった。目の前にはとても綺麗な海が広がっていた。
「うわ~。綺麗」
「だろっ?俺しかしらない秘密の場所」
「ふ~ん。でも、今日で私と龍だけが知ってる場所になったね?」
そう言って龍の方を見ると、彼は真っ赤になっていた。
「赤くなってる~」
「うっせー。今日から俺とお前だけの場所だから絶対に他の奴とか連れてくんなよ?」
「はいはーい★わかってるよっ」
照れながらも言う龍が可愛くてたまらなかった。
「夏波...。」「うん?」
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

片思い
Shuu/著

総文字数/5,236

恋愛(その他)29ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop