アタシのナイト
「じゃあ・・・気を付けてね?」

ママが心配そうな顔で言ってきた。

―心配なんかじゃないくせに。


あぁ、あたしはどこまでひねくれてるんだろう。



『はい、行ってきます。』



そう言ってあたしは家を出て、車に乗り込んだ。
< 10 / 84 >

この作品をシェア

pagetop