アタシのナイト
あたしは席を立った。


『そんなにあたしが嫌なら辞退してやるよ!ナイトは義務でもクイーンは義務じゃない。権利だもん。
ごめんね、一瞬でも嫌な思いさせて。
新しいクイーンさんを守ってあげてくださいっ!』


あたしは奴の顔ではなく床とにらめっこしながらそこまで言った。

下を向いてるせいなのかな。

鼻がツーンとしてきた。



最後に奴をキッと睨んで教室を出た。



あたしの頬を・・・涙が流れた気がした。
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