アタシのナイト
気付けばあたしは学校の渡り廊下にいた。


鼻のツーンとした感じも強まってきている。




―ゴンッ――

ぼーっとしていたせいなのか、柱におでこをぶつけてしまった。

『・・・――っ』


柱にぶつけたおでこが痛いから。

あたしは自分の涙の理由を柱のせいにした。
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