ココロにのこる恋
「あー!!!」
私は、先輩とのプリクラを落としてなくしてしまった。涙目な私を見た二人は、
「先いってるね」
とだけ言って行ってしまった。
大切なプリクラ。大好きな先輩とのプリクラだったのに。
諦めて帰ろうとした時…

「へえ〜諦めちゃうんだ」
「え…?」

そこにいたのは、同じクラスの男子。
名前は……わからない。
「ゆうき先輩と付き合ってんの?」
「う、うん…」
彼が差し出した手には落としたプリクラがあった。
「もう落とすなよ!」
そう言って彼は、私の顔にプリクラをはった。その手はとても綺麗で優しそうな手だった。
「ありがとう」
その時、彼の友達が屋上のドアを開け
「行くぞ」
と言った。
「おう」
彼は友達のところへ行ってしまった。
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