赤色の空



「スタッ タッ タッ タッ ・・・」

歩いて来る音が聞こえる。

あたしわどこ見てぃぃか分からず。

下を見ていた。

音がだんだん近づいて来る。

音が続いてその音に慣れてきた頃に。

目の前に大きな足が見えた。

そして、頭の上の高い位置ぐらいから。


低く棘があり、冷たい冷静な男の人の声。


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