恋をした私。
―プルルル…
「何?」
「幸宏?なんであんな事聞いたん?」
「ん?…あ~あれ。忘れてな。」
「なしてよ。」
「いいから!」
「ふ~ん…」
電車が停まると同時にドアが開く。
「なあ。」
「ん、何?」
「私は幸宏が大好きやで?」
「なんで疑問なんだよ。//」
「ん~…じゃあ電車乗るから。」
「お、おぉ。また。」
笛が鳴り、ドアが閉まる。
人気がない電車の中。
無数に空いてる椅子に座る。
ゆっくり揺られながら、私は家へ帰った。