星空に光
ただぼんやりと眺めていた。



洸輝の妹の有紗ちゃんが泣き叫んでるのとか、
友達たちが泣いてるのとか、
まるでテレビの向こうの出来事みたいだった。




「亜美、」



洸輝の幼なじみであり、
あたしの親友である真野柚が肩をそっと抱いてくれる。


泣くのを堪えているように見えたのかな。


「柚ちゃん、大丈夫だから…」



あたしは柚の手を少し握ると
病室を出て行く。








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