【短編】しろ犬のしっぽ ~幾多の時間(トキ)を経て~
「まぁ!体が震えてらっしゃるわ!大丈夫です!?」


「…確かに寒い…急に…」


そう言い掛けた途端、

私の意識は、
遠退いた。


「え!?ちょっ、ちょっと!?」


遠退いていく意識の中で、
女性の声が聞こえる。


そして、
私の目の前は真っ暗になった。


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