love letter〜初恋の奇跡〜




『お姉ちゃん、何もしないの?』


『何かをするって楽しいんだよ』


『何もしないでいたら何もできないよ』




そんな事言ってないんだろうけど、


子供達の純粋な瞳が


アタシの気持ちを動かしてくれるような


そんな気がしてきた。




アタシはポケットの携帯に手をかける。




――電話してもいい?




躊躇いながら


林クンのメモリーを呼び出す。




そして発信ボタンを押した。





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