love letter〜初恋の奇跡〜


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好美の席に逃げるようにして


休み時間を過ごしていた私。


私じゃない女子と


楽しそうに話していた林クン。




私じゃなくてもいいんだ……。




話したい気持ちは強まっていたのに


女子にイジメられる事の方が


怖かった。


恋愛より友達を選んだ。


ううん、


友達を選んでから


気付いた私の気持ち。




だけど、


それはもうどうしようもなくて


私の気持ちは


林クンに向けられた『好き』という気持ちは


胸の奥にしまい込むしかなかったんだ。




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