love letter〜初恋の奇跡〜




「ど……して?」




また零れそうになる涙を堪えながら、


アタシは一言そう呟いた。




林クンに会えた嬉しさと、


涙を見られた恥ずかしさと、


林クンに謝られた戸惑いが


アタシの中に入り交じっていた。




「……ごめん」


林クンがまた謝る。




アタシはジーンズの膝をギュッと両手で掴んだ。


すると、アタシの手を


林クンの手が包み込んできた。




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