君が生きて 俺は死んだ
チラッと店員が様子を伺いに来たが、呆れた顔を浮かべ引き返していった……
完全に熟睡に入ろうとしてたし
……諦めたに違いない。
ジャケットを腹に掛けて、冷やさない対策まで万全の客に掛けるも言葉もないといった感じだった。
「ヤバい、もう寝れそうだ」
「ちょうどいい感じで隣りのCDコーナーからエンヤが聞こえてくるし」
「これは寝ろってことだな……」
自然と目蓋が閉じていく
「……なんかエンヤ好きだ」
「じゃあ後で買いに行くか」
「だね……」
……そのまま、俺達は眠りに落ちた。