マシュ知事誕生
「はい。分かりました」

モウは頷くと村民の前に進み出て、両手をつき平謝りに

「今までは、まことに申し訳ありませんでした。今後は今回のことを肝に銘じて村のために真面目に働くことを誓います」



マシュがモウの前に行きモウに手を差し出すと握手をしました。



「これからは、とうん村長の話をよく聞いて、言うとおりに真面目に働きや」

「はい。充分に承知しております」

「もしも、また悪さをしていると知らせが届いたら、その時は警察犬百匹で君たちを逮捕しにくるで」

「ほんとうに真面目に暮らしや。ええかな」



この地方に警察犬が百匹も居るわけがないし、実際には、もう一度来るのも無理かもしれませんが、怯えてしまっているモウは


「堪忍して下さい。十分理解しております」

「今後二度と悪さはしません。決してしません」

平謝りです。
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