叶わぬ恋
出会い
僕の両親はクリスチャンだった。
両親は僕が物心ついたころから仲が悪く喧嘩の絶えない毎日で・・・
『死が二人を分かつまで・・・』
それが、彼らを長いこと不幸にした。
カトリックの二人は決して離婚しようとはしなかった。
愛がなくなっても・・・
僕は、そんな家庭の中でいつしかささやかな夢を持つようになった。
自分は
絶対に愛する人と
幸せな温かい家庭をつくろう・・・と
それは・・・ほんのささやかな夢で・・・
現実しうる夢のはずだった・・・
彼女と出会うまでは・・・・