叶わぬ恋
「あのレストランの前を通り掛って
あの日の人・・・総くんを見つけたの。
それと一緒にバイト募集の張り紙も・・。」



そうだったんだ。



「バイト始めて、総くんのいろんなこと知ったの。それで・・・」



彼女が目を閉じ・・・・

再び目を開けた




もう・・・


時間は・・・ないのか?






彼女は、ゆっくりとまた話出した。




「彼女はいないとか・・
いろんなこと皆から聞いて・・・


でも・・・


私には何の資格もなかったの。


それでも・・・

一緒にいたかったから・・・


指輪を外して・・・

嘘ついて・・・



だから・・・


罰が当たったんだよね。」




違う・・・


それは・・・違うんだ。



罰が当たったのは・・・

僕の方なんだ。




全て


僕が・・・悪い



全ての罪は


本当は・・・



僕が償うべきなんだ。



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