叶わぬ恋
懺悔


子供のころは、よく通った教会。



最近は、すっかり行かなくなってた。






扉を開け薄明かりの中、そこに入ると僕は一番後ろの席に座った。





誰もいない教会





僕にとってその静けさと別世界のような空気は懐かしく・・・





両親が喧嘩をする度に僕が逃げて来た場所。





争う声・・・


物の投げつけられる音・・・




全てが僕にとって恐怖で・・・






ここだけが僕の安らぐ世界だった。







そんな場所からすっかり足も遠のいて・・・




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