叶わぬ恋
結局僕はその指輪を返すことができなかった。


彼女は無くした指輪のことを忘れたかのように、明るく普段と変わらずに仕事をしていた。



誰も気づかない・・・



そう・・僕も・・・




きっと、大したことないさ・・


そう自分に言い聞かせ・・・




彼女があれから指輪のことを言わないから・・・




もっと早く気付いていたら

どうしただろう?




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