好きなのは君のせい
「あら隼人じゃない?」
前方から声がした
私は顔をあげた
茜さんだっけ?
「茜さん!こんばんは」
隼人は深々と頭を下げた
「ちょっと急ぎの用事があるからまたねン」
茜さんはパタパタ走って去ってった
隼人は私にきいてきた
「アッキーは彰が好きなのか?」
私は頭を横に振り
「むしろ嫌いよ!あんなやつ」
隼人はよかったと小声で呟いた
「寮に帰るか〜」
「そうだね」
私は隼人の後ろを追いかけた
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