真夜中の太陽
「あ、沢井さん!」
ドアを前にして結崎さんが呼び止める。
その声で、またドキッとする。
「次のシフト、見て帰らないと」
「あ。そうでした」
退勤したら、次の勤務日と時間をチェック。
店長に言われていたのに、すっかり忘れていた。
結崎さんに感謝しつつ、シフト表をチェックする。
また明日、今日と同じ時間帯で入っていた。
ついでに結崎さんのシフトもチェックする。
結崎さんは三日後にシフトに入っていて、その日あたしは休みになっていた。