キミ中毒。



奈津のテンションが、あきらかにDOWN。
やばい、このまんまだと、奈津に誤解を招く!


健は、あたしのコトなんて好きじゃないんだよって、言ってあげたいけど、なにぶん、男子二人に包囲されてるし・・。



何もできないあたしって・・、役立たず!?



 「け、健、奈津のトナリ、行ってあげなよ!」



無理な笑いを、きっとうかべてるんだろう。
でも、
友達のためだもん。
健から嫌がられても、言わなきゃ!!



 「・・何?どこ行こうとオレの自由じゃん」


 「た、たしかにそぉだけど・・・、でも、奈津は、朝早くおきて、席とっといてくれたんだょ!?」



 「それが何。オレには関係ないし。だいたい、この席空けとくのが悪いんだろ」

そりゃそーだけども!
とにかく、
さいってー!!

ここまで無神経だったなんてッ!




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