キミ中毒。



待って。
てゆーことわ・・・。


 「あたし、仁くんの兄貴に気に入られちゃったのぉぉぉ!?」


全然話したことないし。

いや、それ以前にそれらしい人にも会ってないし。



 「何か、オレがお前の話したら、急に、そいつ気に入った!とか言い出して・・」


 「拒否れよ!そこは。あたし、そーゆーのむりですって」

すると・・


かたん、かたん・・・


急にしーんとした廊下に、靴音がひびいた。


・・・・?


何でしーんとしてんの?



振り返る。


と・・・・。







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