キミ中毒。


そこには、きらっきらの王子様みたいな男のコが一人、軽やかなステップでこっちに来る様子が見られた。



んな、誰??


 「・・兄貴、こいつ、嫌がってるんだけど。今回は見逃してやれば?」

仁くんが静かに言った。


て、兄貴かいッ!!

まぁけど、よく言ってくれた!!


兄貴、解放してくれ!!



 「い~や!だめ!だって、気に入っちゃったんだもんッ!」



軽やかなステップ状態から、ブリっこ状態へ変身。


 「・・あたし、召し使いなんて無理です」





< 24 / 134 >

この作品をシェア

pagetop