キミ中毒。



 「・・春樹ちゃん、シたこと、ないでしょ?」


そんな質問にも答えられないくらい、首にかかる息がいやらしい。



気をつけなきゃって思ってたのに、やっぱり、無理だ。


日ごろ練習をかかさない筋トレも、むだみたい。
どんだけ体に力をこめても、
全然、敵わないッ!!



 「・・やめ・・やめて・・」


 「無理」



かかっていた息が急に止まって、かわりに暖かくて生々しい感触が、首をつたっていく。


体がどんどん反応する。


中山さんが、あたしの体をずらして、ドアを開けた。
そのままあたしをベットに倒す。

反動で、ベットが少しゆれた。


すきをねらって、立ち上がろうとする。
けどまた、ベットに倒された。






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