キミ中毒。
奈津に思い切り右腕を引っ張られる。
ガターン
急に引っ張られて、座っていたイスから転げ落ちる。
「ったぁ。何するのょ。奈津」
大きな音が響き渡ったもんだから、みんなしてあたしを見つめる、目、目、目。
(何であたしがこんな目にあわなきゃいけないのょ。)
立ち上がってさっきの男のコの方をチラッと見ると、いつの間にか女子が道を作っていた。
その先に、あたしを見つめる、超美男。
「キミは・・春日井さん、だよね?」
えぇ、はい。
とりあえず返事。
いや、そうするしかないくらい、かっこいい。
ううん。
かっこいいとかゆう限度をとっくに超えてる。
「大丈夫?」