キミ中毒。



 「ったぁ~。;;・・大丈夫ですか?すいませんッ」


ぶつかった相手の人は、あたしとぶつけたらしい頭をかかえて、うずくまっていた。



(そんくらいいたいんか?)



心の中で疑問符をたてつつも、そのコのそばにしゃがんだ。


何だ、同じ学校で、しかも1年っぽいや。
身に付けている制服に視線を向けて思う。



 「大丈夫?ホントにごめんッ!学校遅れそうだったから急いでて・・・」



 「・・はぁ?あんたバカじゃないの?今、ちょうど7時になったトコなんだけど」




え゛、
うっそ~~~!!


そぉいえば、時計の電池変えなきゃって思ってたのに、変えてなかったしッ!!



あの時計、止まってたんじゃんッ!!







< 42 / 134 >

この作品をシェア

pagetop