キミ中毒。
「ったぁ~。;;・・大丈夫ですか?すいませんッ」
ぶつかった相手の人は、あたしとぶつけたらしい頭をかかえて、うずくまっていた。
(そんくらいいたいんか?)
心の中で疑問符をたてつつも、そのコのそばにしゃがんだ。
何だ、同じ学校で、しかも1年っぽいや。
身に付けている制服に視線を向けて思う。
「大丈夫?ホントにごめんッ!学校遅れそうだったから急いでて・・・」
「・・はぁ?あんたバカじゃないの?今、ちょうど7時になったトコなんだけど」
え゛、
うっそ~~~!!
そぉいえば、時計の電池変えなきゃって思ってたのに、変えてなかったしッ!!
あの時計、止まってたんじゃんッ!!