キミ中毒。
~2~



 「じゃぁ早速、修学旅行の班を決める」


3時限目の学活の時間。


先生は急にきりだした。



よっしゃぁぁぁぁ!!



またまた、あたりにおたけびが。



(入って一週間もたってないのに、おたけんだの2回目・・・。)



 「ね、自分らできめられるょね?」


トナリに目線をよせると、いつになく真剣に先生の方を見つめる横顔。



どきん。



昨日から、こいつは何なんだ!!
あたしの心拍数上げて。
なにがしたいんだっての。



心の中でキレてると、やっと仁くんはこっちをむいた。


 「あーぁ。もちろん。この4人でいいよな」


 「もち♪んじゃ、うちらの班は即行決まりだね☆」





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