キミ中毒。



 「さぁさぁ、これで5人だね♪とりあえず、小林さん、よろしく☆」


あたしはダブルピースでキメてみた。



スパーン!!



頭に衝撃が走った。
痛い・・・。



振り返ると、毒舌の健が、教科書の中で一番厚い、国語の教科書をきれいに丸めて持っていた。



 「あんたねぇ、何するのょ」


 「お前、調子に乗るなッ!」


 「乗ってるのはてめぇだろーが」


となりから仁くんが言った。


ナイスッ♪


二人はにらみ合う。




< 55 / 134 >

この作品をシェア

pagetop