キミ中毒。


やっとたどり着いた宿。


「今日は、ここが宿だ。さっさと荷物置いて、7時には夕食。一階におりて、ホールに集まるように」 


はぁ~い!!


元気のよいあいさつのあと、すぐに部屋に上がる。


 「うちらはぁ~、507号室ね。・・小林ちゃん、オートロック、大丈夫?」


 「はい。もちろんです。家がオートロックなんで」


 「「えぇぇぇ!うっそぉ!!」」

意外なコトバに、一同あ然。


 「もしかして、お父さんが、どっかの会社の社長だったり・・・」


 「しますよ」


(さらっと言ってくれたな。小林さん。)



 「JELの飛行機会社のひとつの社長です」


 「え、JELって、あの、外国に飛んでくヤツ!?」


 「いや、外国だけじゃないし(笑」





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