キミ中毒。






 「・・・今の・・、マジかょ・・・・」




近くの扉の向こうで、本人が聞いていたとも知らずに、
あたしたちは、二人で話し込んでいた。

夕方になって、


あたしたちを包みこむ陽の光が、


いつもより妙に眩しくて


思わず目をそらしてしまう。


初めて口にしたコトバが、

こんなに大きなモノなんて、


知らなかったよ・・・















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