キミ中毒。




 「きょ、強制連行だからッ!!」



奈津はそう叫ぶ。




 「あっそう」



ぶっきらぼうな仁くん。



なんか、本気で機嫌が悪いらしい。
どうなったんだ?
どうなってんだ?






 「・・中山さぁ、どうしたんかな??」


夕食後の部屋内は、奇妙なほどに静まり返っていた。



 「・・しらない。でも、肝試しは来てもらう!!」




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