ショート・ミステリーズ!短編集その2
『あんたみたいな甘ったれた男、もうウンザリなのよ!』
『甘ったれで悪かったな。じゃあな。あばよ』
わたしは携帯電話を乱暴に閉じた。
彼氏のシンジと喧嘩してしまった。といっても、彼が、仕事で失敗した言い訳をクドクドわたしに話すから悪いのだ。
わたしは、『男ならさっさと切り替えなさいよ』という意味の言葉を返したのだが、彼のプライドを傷つけてしまったようだ。
そこから、口喧嘩はエスカレートしていき、最後には互いの不満ぶちまけ大会みたいな感じになってしまった。
だけど、これでよかったのだ。こうでもしないと、彼のためにならないのだ。
『甘ったれで悪かったな。じゃあな。あばよ』
わたしは携帯電話を乱暴に閉じた。
彼氏のシンジと喧嘩してしまった。といっても、彼が、仕事で失敗した言い訳をクドクドわたしに話すから悪いのだ。
わたしは、『男ならさっさと切り替えなさいよ』という意味の言葉を返したのだが、彼のプライドを傷つけてしまったようだ。
そこから、口喧嘩はエスカレートしていき、最後には互いの不満ぶちまけ大会みたいな感じになってしまった。
だけど、これでよかったのだ。こうでもしないと、彼のためにならないのだ。