ショート・ミステリーズ!短編集その2
僕はバランスを取り、くるっと着地。

もう一度ダッシュ。腰に付けてあった銀のサーベルを手に取る。

突進だ。

第2撃が来るとは予想してなかったのだろう、僕は魔王の腹にサーベルを突き立てることに成功した。

「ぐぅわぁぁ」

腰を落とし、サーベルを引き抜く。

魔王の腹からドクドクと血が出てきた。

…あれっ、何か変だぞ。
< 54 / 69 >

この作品をシェア

pagetop