ショート・ミステリーズ!短編集その2
上岡信次は
バーで酒を飲んでいた。
隣には女。

彼はポケットから
ケースを取り出した。
「僕と
結婚してほしい」


呆然。
隣の女は言った。

「ちょっと、
まさかこんなベタな
プロポーズなんて」

「不満かい?」

「ちょっとね。
……そうだ、私の
お願いを聞いて
もらっていいかしら」
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