ツンデレ★カレ
「美紗美紗ーっ!!!!
お菓子いっぱいあるーっ
何買おっかなー♪」


あたしはちゃっかりスーパーにある買い物カゴを片手に下げてお菓子を次々にINする。
ふふふふふふ
旅行=お菓子(300円)
古いわっ!
今は好きなものを好きなだけ!
(ハイそこ!だからぶたになるとか言わないの!)


「ちょ、まいか。
あんた今こんなとこでそんなに買ったら沖縄でお土産買うお金なくなるよー」


「じゃ、止める」


あたしったらス・ナ・オ★笑


1つ1つお菓子を元あった場所に戻して、ミルクティーだけ持ってレジに並んだ。




「まいかはさぁ。
可愛いんだから、桐生なんか好きじゃなかったらフツーに彼氏できてんのにね」


後ろに並んだ美紗が呟く。



あたしは―…
可愛いのか?
目と眉毛の間でパッツンにした前髪。
肩すれすれの長さの緩く自然に内側に入る髪。
目だって特別大きいわけでもないし、肌だって白いわけじゃない。
背も高くないし、頭も…






悪いとか言わないでくださいお願いします。←







「いいもーん。
あたしは桐生くんしかすきにならないですからーっ」


美紗にふざけてベーっと舌を出して笑いあう。


「やっぱまいかはそれだから可愛いんだ」


「知ってる知ってるーっ」


「うわっ!!こいつありえなーいっ」


アハハと2人顔を見合わせ笑う。
なんでこんなに楽しいんだろう。
桐生くんがいたら、もっと楽しいのかな…
桐生くんが、あたしの隣にいたら―…

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