片想い×片想い
‐潤也‐
昼の自主練から戻ると
やけに隣のクラスに人だかりが出来ていた。
こんなに人が集まってるのは今村瞬が戻ってきた時以来だ。
いや、それ以上多いか?
『あっ!中野!!』
隣のクラスのバスケ部の奴が俺を見つけて手招きをしてる。
『何?』
俺は、隣のクラスに入っていくと
『雨宮さん、学校来たぞ』
そう言って香月の席を指差した。
その指差した先は人だかりで全く香月は見えない。
香月が学校に来るという事は…
…記憶が戻ったのか……?
一気に心拍数が上がる。
香月に会いたい。
顔を見たい。
声を聞きたい。
しゃべりたい。
俺は無意識に人混みを掻き分けていた。
やけに隣のクラスに人だかりが出来ていた。
こんなに人が集まってるのは今村瞬が戻ってきた時以来だ。
いや、それ以上多いか?
『あっ!中野!!』
隣のクラスのバスケ部の奴が俺を見つけて手招きをしてる。
『何?』
俺は、隣のクラスに入っていくと
『雨宮さん、学校来たぞ』
そう言って香月の席を指差した。
その指差した先は人だかりで全く香月は見えない。
香月が学校に来るという事は…
…記憶が戻ったのか……?
一気に心拍数が上がる。
香月に会いたい。
顔を見たい。
声を聞きたい。
しゃべりたい。
俺は無意識に人混みを掻き分けていた。