また逢う日まで
「すみません。言い過ぎました。何とか機嫌直していただけませんか?」



「……。」


なだめるように薩摩に話しかける八雲だが薩摩からは返事はない。



“どうしたらいいんだ?完全にキレてる?”



困惑していた八雲の耳にため息が聞こえた。


「はぁ。何でうちは魅力的じゃあらへんのやろ。」


「い、いや。薩摩さんは魅力的ですよ。」


慌てて分解しようと声をかけたら薩摩に睨まれた。



「風はん?もう女子にあんなこと言わないと約束しておくれやす。」


昨日とは違ってどこか言い方がキツイ。


「は、はい。すみませんでした。」


八雲の言葉を聞いたら返事もしないで昨晩のように風と共に薩摩の姿が消えた。

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