また逢う日まで

忠告

「はぁ。食った食った。」



槿が持ってきた朝ごはんを平らげた八雲は一伸びしてゴロンと寝そべった。



窓は薩摩が言うように開けっぱなしにしている。



サワサワと心地よい風が部屋に入ってくる。



“夏澄さん。どうしちゃったのかな。過労とか?宿泊客は俺だけじゃないから忙しいよな。”


天井を見つめながら神妙な面持ちで考えていたら庭から気配がして窓に目をやると薩摩が窓に片足をかけていた。
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