また逢う日まで
「およ?気付かれはったん?気配消してきたつもりやったんやけど?」



「そろそろ来る頃だと思ってましたよ…。」


八雲はムクッと起き上がりながら答えた。



「ん?その口ぶりは何か聞きたいん?話し相手なら負けへんよ。」



勇んで話を聞こうとする薩摩。



「それは助かります。では早速ですが取材させてください。いくつか疑問点が浮かんでいるんですが、まずあなたは何者ですか?」



「アハッ。薩摩どす。」


「…名前は知ってます。薩摩さんは何をしている人なんですか?」


ガクッとしながらも八雲は再度質問した。


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