また逢う日まで
「八雲はんが気にすることじゃおまへん。」


笑顔で八雲に答える夏澄。


それを見て、ホッとする八雲。



何かほんわかした雰囲気。


“何かこんな感じ前にもあったような…。”


どこか懐かしい感覚。

だが、いつのことなのかわからない。


「そや。昨日は1日何してはりました?」


「え?今日は執筆活動ですよ。でも、しっくりこなくて…。何かが足りないんですよね。何が足りないかわかれば作業もスムーズなんですけど…。」


「へぇ。何を書いてはるんどす?」


八雲のやることに興味津々の夏澄。


「えっと、ファンタジー小説を…。」


照れながら答える八雲。
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