また逢う日まで
「フン〜!フフン〜♪」


やけにご機嫌がよろしい人物は僅夏さま。



鏡月亭の入り口にたどり着いたところ。



気配を察知したのか、夏澄が現れた。



「これはこれは。珍しいお客様どす。いかがされたん?」


深々と頭を下げて夏澄は挨拶する。


「ホホッ。さすがよ。元気にしておるかえ?」



ニコニコしている僅夏に夏澄は冷や汗をたらす。

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