チャイムが鳴るまで。
「百花ぁ〜今日クレープたべにいかない?」
『行くぅっ!!、祐香が誘うなんてめっずらしぃ〜♪』
そばにいた春樹が口を挟む。
「本当女って甘いの好きな。」
私が口を出すより先に、佑香が答えた。
「甘いの苦手?」
「いや、意外といける。」
「一緒に行こうよ。」
「別にいいけど…」
「じゃあ決まり♪」
なんだ?佑香が春樹誘うなんて…
「百花、行こう♪」
う、うん〜
私は頷いて、佑香に手をとられて素早く教室を出た。