チャイムが鳴るまで。



『えっあっふぁ!!』


そいやっさ!みたいな声を発してしまった…


「ぁ、泣いてたこ」


『こ、こないだはありがとうございましたっ、あの…名前…』


「輝。」


「バナナスペシャルをお待ちのお客様〜

いちごクリームスペシャルをお待ちのお客様〜」


あの人は、クレープを取って、行ってしまった。


『ひ…かる…輝…』



名前は、輝…



「今のが、あのアメくれた…?」



こくこくこく…。

頷くしかできなかった。



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