風を切って走れ













拓「りっちゃん、きょーすけー!あとついでにたけるー


  準備できたよー!」

武「この前から俺の扱いはなんなの〜?!」








私と一緒にゴール位置に来て、拓也はスタートにいる二人とスターターの武瑠に手を振った。




拓也はついてきて、こっちで観戦するようだ。私は二人のタイムを計るためにこっちにいる。





ちなみに京介はこの学校で一番足が早い。木壱君も強豪校の選手だったみたいだけど…どんな試合になるのかな??









武「スタートすんぞー!?」

拓「はる…スタートする、みたいだよ?」

遥「あ、うん。いいよー!」

拓「たけるーー!いいよー!」








拓也がまた合図を出すと、武瑠は二人に向き合った。そして、二人は同じ体制になる。








武「位置についてー!!


  よぉーい…」








パァンッ









大きな音のなる何かをならし、遥はストップウォッチを起動させ、二人は走り出した。
























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