風を切って走れ
すごい接戦だった。最初は木壱君が圧倒的だったけど、京介も追い付いて。
てか、京介自己記録更新してんじゃん!
部日誌に書かなきゃ!
とうの二人は、ゴール地点ではあはあ言ってる。
他の部員が二人に称賛の声を送ってるけど…正直それどころじゃなさそう。
特に、京介が。
空「っ、…〜〜!!!!…クソー!!!こんの俺が負けるだなんてー!…っはあ…!!」
圭「すんごいいいレースだったけど」
静「よかったよねー」
木「…」
舞「木壱先輩早いですねー!憧れます」
木「……えと…空野…?だっけ…」
空「…んぁ…?…ぁんだ?」
木「お前最初…油断しただろ」
空「!!」
京介は、すごく驚いていた。私はため息をつく。
まじかーい
木「油断なんかしてたら…誰にも勝てねぇぞ。足元、救われる」
空「…」
木「…気を付けろよな」
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