禁断の惨劇
この村…
やけに薄暗いな。
奥に進むと民家があった。
『おい、民家はあるのに人がいなくないか?』
『うむ、人気がないな』
『まさか…村人いないとか?』
雅樹の真剣な言葉に思わず息を飲んだ。
聡も怖くなったのか口数が少なく思える。
『ま、まぁまぁ
とりあえず村人はあとから出てくるだろ』
……。
村人…。
そういや、さっき子供を見たんだが
どこにいるんだ?
『なぁ、よくよく考えてみると村人って狂ってんだろ?
会わないほうが安全じゃないか?』
『あ、確かに!』
聡が元気になり
雅樹も元気を取り戻したみたいだ。